1. トップページ
  2. ステロイド痒み止めはバリア機能を高めてくれない

ステロイド痒み止めはバリア機能を高めてくれない

皮膚病など何かの肌疾病でなければ、体のかゆみの大半は乾燥が原因によるバリア機能低下が理由ですが、かゆみだけでなく炎症があり皮膚科に行くと、処方されるのはステロイド含有の痒み止めです。

ステロイドはかゆみを抑えるのに効きますが、使えば使うほど癖になると言われます。その理由の一つに、ステロイドは全く肌のバリア機能を改善してくれないことがあります。

ステロイドの効果は強力な炎症抑制です。皮膚が異物刺激に抵抗しようとしているのを無理やり抑えこみ無効化するものです。

なのでかゆみ自体は止まりますが、かゆみの原因である肌のバリア機能低下はそのままです。むしろステロイドを使い続けることで、肌のバリア機能が弱いままになってしまいます。

肌のバリア機能を高めるいくつかの方法

1.十分な睡眠

優れた睡眠は肌のターンオーバーを促進させます。つまり肌の生まれ変わりが活発になり、薄くなった角質細胞を入れ替えることができます。

また、肌細胞が新しく生まれるときにセラミドも一緒に作られます。肌の厚みとセラミドの両方を増やせるため、肌のバリア機能を大きく高めることができます。

つまり寝不足が続いている人は体が痒くなりやすくなります。

※肌が厚くなるというのは、薄くなりすぎた角質層が適正な厚さになるということで、見た目が非常に良くなる意味です。

2.セラミドを化粧品で補う

セラミドは角質層に存在する成分なので、化粧品で浸透させることができます。

人型・天然型 >> 天然 >>> 擬似

の順番で浸透性が高く、安定性にも優れています。一見天然のほうが良さそうですが、天然のセラミドがダメなのではなくて、角質層に入っても肌の酵素で分解される過程が必要なため、すぐにセラミド機能を発揮しないためです。

またライスパワーエキスNo.11という医薬部外品成分も有効です。こちらは肌角質層の中でセラミドが増えるのを促進させる作用が認められています。

セラミド自体元々ある場所に補うので、特にアレルギーやかゆみの原因となることはありません(化粧品に含まれるその他成分は別)。

3.肌水分の蒸発を防いでセラミドを増やす

保湿とよく言いますが、保湿って具体的に何かというと、正確には肌水分量の蒸発を抑えることです。

ワセリンが保湿の王様のように言われるのは、あのねばっとした皮膜で肌から水分が逃げるのを強力に抑えることができるからです。

肌の水分蒸発を防げると何がいいかというと、肌のターンオーバーが正常に運ぶからです。つまり7-1.で書いたように、肌が厚く、セラミドが多くなるというわけです。

しかし肌の仕組みでは、この水分蒸発を防いでいるものこそセラミドなので、セラミドを肌に増やすことが一番理にかなっています。

体のかゆみに悩む人の保湿剤の選び方

1.セラミド主体のものを選ぶ

保湿とは肌水分量を抑えることだと書きましたが、世の中の保湿剤にはそれとは違うものがたくさんあります。それも意味があることにはあるのですが、セラミド以外だとかゆみ原因となる肌バリア機能の回復には少々遠回りです。

肌バリア機能の中枢であるセラミドを増やすことを考えた場合、直接補うにしても、増えるのを促進するにしても、やはりセラミド主体から離れるのはナンセンスです。

2.余計なものが入っていない

かゆみが出やすいということは肌バリア機能が落ちているという状態です。つまり普通は刺激にならないものも刺激となり、かゆみを引き起こす原因となります。

よく化粧品が肌に合わない、かゆくなるという人がいますが、それは肌バリア機能が弱いか、強力な界面活性剤で肌バリア機能が壊されているために起きるかゆみです。

既に体にかゆみが出ているのなら、刺激物となりうるものは出来る限り排除するため、成分にあまりあれこれ入っていないものがベストです。

一つの選ぶ基準として、赤ちゃんも使える、敏感肌専門ブランドといったものを基準にすると、大概はかゆみの心配から開放されます。

3.クリームか乳液を選ぶ

顔だと化粧水という選択肢がありますが、化粧水だけではセラミドをあまり補えません。また体全体に使う場合コストパフォーマンスに劣るため、薄く伸びがいいクリームタイプが一番になります。

ベタつきが嫌いな人はセラミドを直接配合したクリームではなく、セラミドを増やす作用のあるライスパワーエキスNo.11配合のものを選ぶと快適に保湿できます。